最近、アフターコロナのインバウンド需要の高まりもあり、日本各地でスーパートコジラミの被害が問題となっています。
特にホテルや宿泊施設での発生が多く、自宅に持ち帰ってしまうケースも増えています。
本記事では、スーパートコジラミの特徴やリスク、そして予防策や駆除方法について詳しく解説します。
【衛生害虫110番】
スーパートコジラミとは?増加の背景と脅威
スーパートコジラミとは、従来のトコジラミよりも強い殺虫剤耐性を持ち、その耐性は1000倍にも達することがあるそうです。
このため、駆除が非常に難しく、日本国内での被害が急増しています。
なぜ今問題になっているのかというと、コロナ禍により一時的に減少していたトコジラミの被害が、海外旅行や出張の再開により再び増加しているからです。
特に宿泊施設での感染リスクが高まり、知らないうちに自宅に持ち帰ってしまうケースが増えているそうです。
スーパートコジラミの特徴とリスク
スーパートコジラミは小さく、昼間はベッドや家具の隙間、壁のひび割れなどに隠れています。
そして夜になると活動し始め血を吸うため、人が寝ている間に被害を受けやすいのです。
リスクと健康への影響に関しては、スーパートコジラミに刺されると、激しいかゆみやアレルギー反応が起こります。
特に子供や高齢者は症状が重くなることがあるので注意してください。
また、刺された場所は炎症を起こして、長い間かゆみが続くこともあります。
宿泊施設での予防策
旅行や出張で宿泊する際、まずは荷物をバスルームに置き、ベッド周りやクローゼット、壁の隙間にトコジラミが潜んでいないか確認しましょう。
黒いシミや血糞が見つかる場合、トコジラミの存在が疑われます。
トコジラミは荷物に潜り込むことがあるため、荷物の管理に気を使う必要があります。
スーツケースはベッドから離れた場所に置き、大きな袋で覆うと荷物への侵入防止に効果的です。
また、衣類も袋に入れるかハンガーにかけ、床に直置きだけはしないようにすることが大切です。
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自宅での駆除方法と注意点
スーパートコジラミの駆除は、従来の殺虫剤に対して強い耐性を持つため、市販の薬剤だけでは完全に駆除することが難しいケースが多いようです。
専門業者による駆除が必要なケースも多く、その料金は一部屋あたり10万円以上かかることが一般的のようです。
駆除の具体的な方法は、家中の隅々まで殺虫剤を散布し、ベッドや家具の裏、カーテンの折り目など、隠れやすい場所を徹底的に確認する必要があります。
また、駆除後も再発防止のために、定期的なチェックと掃除や殺虫剤などの対策が欠かせません 。
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スーパートコジラミを持ち帰らないための習慣
これからは、予防的な習慣を身につけることをおすすめします。
旅行や出張の際には、ホテルや宿泊先でのチェックを習慣づけ、スーパートコジラミを持ち帰らないように注意してください。。
また、帰宅後は荷物をすぐに外で点検し、不要なものは捨てる習慣も必要です。
まとめ:早期発見と対応が鍵
スーパートコジラミは増殖力が高く、早期発見と迅速な対応が被害を最小限に抑える鍵です。
旅行前後のチェックを徹底し、自宅に持ち込まないようにすることが、被害を防ぐ最善策です。
もし発見した場合は、速やかに駆除業者に相談し、対応を進めましょう。
【衛生害虫110番】
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